ちょっと店の経営がうまくいっても多店舗化するのは慎重になった方がいい。店舗経営は柔軟に!

店の経営がちょっと良くなると、2店舗目を考え出すオーナーは少なくありません。多店舗化を夢見て起業する方もいるでしょう。ですが多店舗化は想像以上に厳しいです。それよりもリスクが少ない道を選びませんか?

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飲食店の多店舗化が難しい理由

人材が集まらない。たとえ集まっても・・・。

コレですよコレ。この難問をクリアするのはほぼ不可能といっても過言じゃありません。物販と違って、飲食店の仕事はある程度のスキルを要求されます。仕事自体の強度もおそらく物販よりあります。

物販ならちょっとくらい寝坊しても、最悪は開店直前に間に合えば営業を始めることができます。多少体調が悪くても出来ます。でも飲食店は、ある程度体調も良好で、最低でもオープンの1時間前には来ていないと間に合いません。仕込みなどの立ち上げ作業があります。

このように、飲食店のスタッフの方が一般的な仕事よりも要求されるハードルが高いんですね。それも毎日、長時間です。

そして私の実家もそうでしたが、小さい会社というのは人材が集まりません。私の実家はいつもこのことで頭を痛めていました。せっかく若くてやる気がある好青年が来てくれたと思ったら、夜中に事務所の電話を使って彼女と長距離電話をしていました。小口現金が減っていたこともありました。

事務所の電話代が異様にはねあがっているのを怪しんだ父が、夜中に事務所の様子を見に行くようにしたら発覚したんです。こういったことは中小・零細企業なら日常茶飯事で、注意すればカンタンに辞めていってしまいます。

飲食店の場合、辞められてしまったら翌日からの穴は当然自分が埋めるしかないわけです。

味が安定しない

これも非常に難しい問題です。料理の味というのはいろいろな要因に左右されます。作る人の体調や性格・季節・食材の保存状態etc。これらを総合的にみて、味を安定させるのは至難の業です。

味が安定せず、店舗によってバラつきが出てしまうとお客さまの信頼低下にもつながります。チェーンによっては店ごとに違う個性を出して、それを売りにしているところもありますが(麺屋武蔵さんなどが有名ですね)、それはまた別の努力が必要です。

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管理する事・物が増えてコントロールが難しくなる

普通に1つの店を経営していても、食材の発注ミスでスーパーに不足分を買いに走ったり、店の大家さんがゴミ捨てのやり方について注文つけてきたり、スタッフが源泉徴収票をくれといってきたり…。毎日結構いろいろなことがありますよね?

店が2店舗になれば、これが単純に2倍になるわけです。この日々の雑事が増えるというのは想像以上に負担です。相当キャパシティがないと管理しきれません。信頼できるパートナーがいればいいでしょうが…。それでもかなりな負担であることは間違いありません。

新たに借金を背負う

もうこれ以上言わなくてもいいですよね。1店舗目でせっかく返済した借金を、また新たに背負うのは厳しい決断です。

じゃあどうすりゃいいのよ

工夫して物販の性格を強める

料理を作って出すという作業は、やる人によってバラつきが出る為、成果が不安定になりがちです。なので、物販にシフトできないか工夫してみましょう。まとめて作ってしまえば、売るのは誰でもできます。テイクアウトにできるメニューがないか、もう一度、店のメニューを眺めて再検討してみましょう。

別に既存のメニューになくても、テイクアウト限定のメニューを作り出したって全然構わないですよ。例えばラーメン屋さんなんて汁物だからテイクアウトは難しいと思うかもしれないけど、すっごくうまいチャーシューを研究して、チャーシューのテイクアウトをプッシュするなど方法は考えればありそうです。

もう一例として、カレー専門店が店のレシピの配合のスパイスミックスを作って、袋に詰めて売るとか。家でもウチの味が作れます、って感じで。これやると店の売上減るんじゃないかと思うでしょうが、心配無用だと思います。作るのが面倒な人、店が好きな人、ちゃんといますから。

必ずしも店で提供しているものじゃなくても、そこから派生して何かできないかと考えてみてください。

あ、もうひとつ思いついた。焼き鳥屋さんとか、売れにくい内臓とかあったらパテとか作れないかなあ。ハーブやスパイスをたっぷり使って、濃い味付けにして、お酒がすすむ珍味が作れないかな。などなど。知恵の絞りどころですね。

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イベントに参加してみる(名前を売る)

私はやったことないんですが、イベントとかに出店するのも一案だと思います。手間もかかるし、大して儲からない可能性はありますが、メリットは大きいと思います。

やはりお店というのは、お店の前を通る人しかお客さんになりえません。当然ですが。見込み客になるエリアというのは限定されてるんですね。

でもイベントなどにちょくちょく出店することで、自分の商圏とは無関係のエリアの人にお客さんに認知してもらえれば、口コミが期待できます。今はSNSなどもありますし、場所を変えて色々なところに顔を出してみる価値はあると思います。

ケータリングをやってみる(名前を売る・店の選択肢を増やす)

これも私がやった訳ではないんですが。手間がかかりますけど、やってみる価値はあると思いますよ。それに何でも慣れです。初めは何でも大変ですけど、何度かやるうちに要領やノウハウは分かってきますし、ノウハウが蓄積されればケータリング指導などが仕事になる可能性もあります。

これもイベント出店と同じで、名前を売ることにつながります。一度しっかり成功すれば次も呼んでもらえる可能性は高くなりますし、紹介などで他からケータリングの注文を頂けることもあるでしょう。そこから来店に結び付く可能性もあります。

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ブログなど情報発信のメディアをもつ

私も胸張っていえるほどあまり得意じゃないんですが^^; フェイスブックやツイッター、ブログなどを使って情報発信するのは有効です。気合い入れてホームページを持たなくても、まずは無料のブログサービスを使うとかでいいと思います。

はじめのうちは「ブログに書くようなことなんてないし…」と思うでしょうが、別に大したことじゃなくていいです。季節メニューを始めた、どこそこの店に研究を兼ねて外食にいった、今の定番メニューの商品開発の経緯、こだわってる作り方や仕入れ先、テイクアウトの包装を可愛くした、貸し切りできます!…etc。

こういう自己紹介メディアを持っておいて定期的に更新すると、お店の顔(店長)が見えてきます。普段何気なくスルーしていたメニューも、説明がついて背景が分かれば食べてみようと思えます。同じ味なのに、うんちくがあるとないでは感じる味わいも違ってきます。心当たりありますよね?人間ってそういうところありますから。

あと、お客さんがもしあなたのお店を気に入って誰かに伝えたくなったとき、ブログなどのメディアがあれば伝えやすいです。お客さんとの交流も期待できます。というわけで、お金を使う努力ではないので是非やってみましょう。

何が当たるか分からない。決めつけずやってみよう。

収入を増やすには多店舗化しかないと決めつけずに、足場がしっかりと固まるまでは、なるべくリスクが少ない方法で大きくなった方がいいと思います。

またこれは事業拡大に限った話ではなく、店舗経営が行き詰ったときなどに少し目線を変えて販売方法を工夫してみるのもいいと思います。

世の中何が当たるかは分かりませんから、今の方法がまずそうだと思ったら、ちょっと違う方法で試してみてください。ではでは。

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